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NTT西日本が手書き文書のデジタル化を実現する「おまかせAI OCR」の提供開始

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今日は、AI OCRについて学んでいきましょう。

まずは、NTT西日本が11月25日にプレスリリースした以下の記事からどうぞ。

 


サブスクリプションOCRサービスで、中堅中小企業のDXを実現~

AI inside 株式会社とNTT西日本は、AI inside が開発したAI-OCRサービス「DX Suite」に、NTT西日本のもつきめ細やかなお客さまサポートを組み合わせた「おまかせAI OCR」を2019年12月2日(月)より提供開始いたします。「おまかせAI OCR」は、操作説明、設定代行、問合せ対応等のお客さまサポートを標準搭載した手書き文書のデジタル化を実現するサービスとして、中堅中小企業でのデジタルトランスフォーメーション(DX)実現を目ざします。

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情報元:

https://www.ntt-west.co.jp/news/1911/191125a.html

 


【解説】AI OCR

AI技術(画像認識、機械学習自然言語処理)を用いたOCR(文字認識)のことで、最近では、RPA(業務の自動化ソフト)と組み合わせた効率化を謳った製品が多く売られている。

手書き以外であれば、googleドライブやEvernoteなど無料で十分使えるものが多く出回っている。

しかし、手書き文字となると認識率が一気に下がって使い物にならない。

今回のNTT西日本が提供する「おまかせAI OCR」は、月額3万円で利用できるとあるから、他社が提供しているサービスより、かなり安く設定されている。

例えば、以下のような同様のサービスがある。

  • NTT東日本「AIよみと~る」  月額11万円(本記事と同様のAI inside が開発したAI-OCRサービス「DX Suite」をベースにしている。)月額11万円
  • AI inside「DX Suite」月額10万円
  • TIS「Paper Searcher」(Tegaki 「Tegaki」)月額10万円~

AI OCRの用途としては、手書きで書かれた以下のようなものに使われています。

  • アンケート
  • 発注書
  • 問診票
  • 申込書
  • 筆記試験

問題点として、クラウド上に情報がアップロードされてしまうことでしょう。AI OCRを使うためには、個人情報と切り離し、結びつかないようにフォーマット自体を変える必要があります。